いきいき健康らいふ
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2008年08月20日(水)  白内障について
 人の目でカメラのレンズにあたる部分を「水晶体」と呼びます。この部分が濁って視力が低下する病気を「白内障」といいます。
 原因として最も多いのが加齢によるものです。個人差はありますが、誰でも年をとるにつれ水晶体は濁ってきますので一種の老化現象といえます。しかし、若い方でもアトピー性皮膚炎や糖尿病などの合併症として発症する例もあります。他にも、生まれつき白内障だったり、目の怪我や薬の副作用によって引き起こされる場合もあります。
 主な初期症状としては目がかすむ、眩しい、明るい場所で物が見にくい、物がだぶって見える、などが挙げられ、病気が進行すれば視力が低下してきます。
 治療方法については、症状が軽く日常生活に支障がない程度なら目薬や内服薬が用いられますが、水晶体が濁るのを遅らせる効果があるだけで、白内障を完全に治すものではありません。病気が進行して日常生活に不自由を感じるようなら手術をお受けになると良いでしょう。
 白内障だからといってあわてて手術を考える必要はありませんが、あまり先延ばしにすると手術が難しくなることや緑内障などを引き起こすことがあります。症状が気になり始めたら早めに眼科を受診し、医師と治療法について相談されることをお勧めいたします。

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参照ホームページhttp://www.cojin.org/hfoc/
医療法人社団浩仁医会
八丁堀藤田眼科 院長 藤野 聡
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